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ピンクの花

#13 蜜蜂たちの小さな奇跡の結晶

  僕たちミツバチが一生のうちに作れるはちみつはスプーン一杯ってご存じ? 多くの洋菓子はもちろん和菓子にも使われたり健康食品や美容品などにも利用される万能なはちみつ。 そんなはちみつが今回のテーマ。 はちみつの豆知識 「はちみつの歴史は人類の歴史」という古いことわざがあるほどはちみつには長い歴史がある。   日本のはちみつの歴史 日本では643年頃、この時代の書物に「養蜂」という記載が見られている。 そして、時代を下って明治時代、養蜂に適した西洋ミツバチが輸入されたことで、はちみつは庶民の間にも一気に普及していった。また養蜂が本格的に行われるようになったのは江戸時代。社会が安定し、貨幣経済が進展するにしたがい、換金できる生産品に対して関心が高まっていったとか。僕らミツバチのこともより知られるようになったんだそう。   はちみつはどうしてmielっていうの? はちみつを意味するフランス語の「miel」という言葉は10世紀頃から使われ、ラテン語「mel」から来るそう。ちなみに「mel」は花の蜜という意味だそうだ。   どんなはちみつがお好き? 僕ら蜜蜂はいろんな花や木から蜜を運んでいるから様々な種類のはちみつができる。よくスーパーで見かける一般的なハチミツはいろんな花の蜜からできている。他にもアカシアやマヌカのハチミツなんかも目にすることがある。 でも実は液体タイプと個体タイプのはちみつがあるの、知っていた? 日本の食卓によく並ぶはちみつはトロッとした液体タイプがほとんど。 でも、はちみつの種類によっては放置していたら白っぽく固くなってしまったなんてことあったのでは?   はちみつの結晶化   はちみつが白っぽく固くなってしまう現象を「結晶化」という。 原因ははちみつに含まれる花粉とブドウ糖。花粉の周りに存在しているブドウ糖が結晶を作っていく。はちみつが結晶化しやすいかどうかははちみつの糖分であるブドウ糖と果糖の割合に大きく関係する。ブドウ糖が果糖よりも多ければ結晶化しやすく、逆の場合では結晶化しにくいという性質を持っている。気温が13~14度になると結晶化がスタート。   ちなみに…   はちみつは結晶化しても、品質や栄養素が変わるわけでも腐ったり劣化していたりするわけでもないから安心して召し上がれるよ。   溶かし方...
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アニョ

フランスではエープリルフールに魚?!|ミニコンテンツ

4月1日にフランスの学校を覗いてみると子供たちが先生の背中にこっそり魚を模ったイラストをくっつけようとしている光景が見られる。 4月1日といえばエープリルフール。日本では嘘をついてもいい日だ。フランス語ではPoisson (魚) d’avril (4月の)という。えっ...四月の魚って? そもそも4月1日が「嘘の日」となったのは…その昔、ヨーロッパで3月25日を新年とし、4月1日まで春の祭りを開催していた。しかし1564年にフランスのシャルル9世が1月1日を新年とする暦を採用してしまい、これに猛反発した人々が、4月1日を「嘘の新年」として馬鹿騒ぎをはじめた。シャルル9世はこの事態に対して非常に厳しく取り締まり、町で「嘘の新年」を祝っていた多くの人々を年齢関係なく逮捕し、片っ端から処刑してしまう。フランスの人々は、この事件に大きくショックを受けたことで騒ぎを忘れぬようにその後も毎年4月1日になると盛大に「嘘の新年」を祝うようになったという。これがなんとも訳アリなエイプリルフールの始まりである。 でも魚はどこから? そう、エイプリルフールには別の始まりがある。 その昔、フランスでは魚の繫殖の季節である春の4月の始めに魚を釣ることが禁止されていた。それでもどうしても魚が食べたい釣り人たちはこっそりバレないように小さな魚を背中に吊るして持ち帰っていたそう。バレた時には「いやいや冗談だよ。釣りに行くわけないだろう…」と嘘をついて誤魔化していたそうだ。そういったエピソードが時代が進むにつれて生魚の代わりに紙でできた魚を背中にくっつける「いたずら」へと変わっていったそうだ。
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