#5 食べられる容器、タルト

La Tarte

魔法の器

皆さんはお皿やお椀を食べることができるとしたらどうだろうか?

今日のスイーツはタルト

ご当地タルトから歴史まで紐解いていこう

そもそも・・・

タルトとは

器の形をした生地にフルーツやクリームを入れたお菓子のこと。

フランスのお菓子といえば…タルト!
と言うぐらいフランスではメジャーなお菓子の一つなのだとか。

歴史を簡単に見て行こう...


▲ローマの裕福な人々の様子

タルトは最も古いお菓子と言われ、パティシエが 一番初めに考案した中世ヨーロッパのお菓子。

▲壺に描かれたローマ時代の厨房の様子

古代ローマ時代では、タルトを「Tourte(トゥルト)」と呼んでいた。

スプーンがなかった当時、液体のものを食べるには工夫が必要だった。

そこで、小麦粉で作った器に液体を入れて器丸ごと食べるようになった。

タルトとはまさに・・・

食べられる器のこと!

*ちなみに、現在フランスで「Tourte(トゥルト)」とは 肉や魚、クリームなどを詰めたパイ包み焼きのこと。              

 

 

食べられるお皿だったんですね。


その通りです。
タルト好きですか?

もちろん!
ベリーとかレモンとか

なるほど。
こってりよりも、爽やかって感じですか?

はい。
あの、この前言ってた「夏と言えばタルト!」って結局どういう意味だったんですか?

あっ、それですか?適当です!

えー!

いやーなんとなく。
でもフランスの夏のバカンスでは山に行ったり、海に行ったりするとき食べやすいタルトやキッシュを持っていくことが多いんですよ。


へー。なんだびっくりした…

さあ、ご当地タルトの登場!

の前に面白いタルトな話をしますね。

タルトタタンの秘密?

ある日...
ホテルで働いていたタタンさんがリンゴのタルトを作った時焦ってミスをしてしまった。

「しまった!リンゴ先に焼いちゃった…」

どうすればいいのか考えたタタンさんは、「まあ、タルト生地を上から被せて、後でひっくり返せばどうにかなるわ!」

ととにかく急いでミスを取り返しタルトをお客さんに出すと、大喜び!

いつもと違うタルト が大反響だったとか…

日本のタルト?

日本に伝統のタルトがあるのをご存じ?
タルトといえばさくさくしたお菓子!
と思うでしょう?

でもこのタルトはちょっと...
いや全然違う。

愛媛タルト
その名通り、愛媛の伝統菓子。

餡をカステラで巻いたお菓子。

日本に来ていたポルトガル人によってタルトが伝わったそう。

当時、日本人が食べた「タルト」と聞き間違えたお菓子はポルトガルの「torta(トルタ)」というカステラをジャムで巻き上げたお菓子だったとか...

それを真似てつくったのが愛媛タルト。

食文化っておもしろい!
(にしても日本人の聞き間違い多い気が...
まあ、面白いからいいっか。by編集者)

ご当地 Sweet?

フランスご当地 Sweet !

今回のスイーツは…タルト

・フレンチアルプス

フレンチ・アルプスはフランスの東に位置するウシやヤギの酪農王国。
おいしい牛乳とチーズの宝庫…

でも乳製品だけでなく、クルミやクリも名産の一つでクルミのタルトもベリーのタルトに負けないぐらい人気。

La Tarte aux Myrtilles (ブルーベリータルト)

フレンチ・アルプスのタルトはベリーがたっぷり使わているのが最大の特徴。
山々で育ったベリーが口いっぱいに広がるのが極上のひと時。

フランボワーズ、ブラックベリーやブルーベリーなどのタルトがある。

中でもやっぱり…

ブルーベリーが一番人気!

山に取りに行くほどブルーベリーはフレンチ・アルプスの人々にとって一番身近なベリーなのだとか…

  • ニース


▲ニースの浜辺(夏のバカンスでは人だらけになるとか)

フランスの南に位置するレモン王国。
マントンのレモンはフランスで一番おいしいと言われニースの人々の誇りなのだとか。

レモンが有名なのはもちろんレモンタルトもフランス人ならだれでも知っているぐらい!

La Tarte a la Courge(かぼちゃのタルト)

かぼちゃのタルトはクリスマスに欠かせないお菓子。

かぼちゃといってもバターナッツと呼ばれているさらっとしたポタージュに使うものをタルトにするらしい。

「プロバンスの 13 のお菓子」と言われているクリスマスに食べる日本のおせちのような願いが込められた13種類のお菓子。

この中にかぼちゃのタルトもある。
13のお菓子はプロバンスの町によって組み合わせが様々。

甘いかぼちゃの香りがクリスマス到来の合図…


2つのご当地タルトを紹介しました。
かぼちゃのタルトは僕も初めてでした。
もっと勉強しないと...

十分物知りですよ。

ありがとうございます。
好きなタルトってありますか?


私はレモンタルトが好きなんです。
酸っぱいのがとにかく好きで。
どうですか?

僕ですか?
僕はブルーベリーが大好物なんです。
だからブルーベリータルトが大好き!。


そうなんですね。
今度作って行きます。

楽しみにしてます。
それはそうとタルトには甘いだけじゃないって知ってますか?

知ってます!キッシュですよね?

ご存じでしたか。
そう、キッシュです。
でもその言い方は卵が使われている時だけなんですよ。

へーそんなだ!


さて、残りの2つのご当地タルト見てみましょう。

・ノルマンディ


▲ノルマンディの街並み

フランスの西にあるこの町はブルターニュと県境。

モンサンミッシェルがどの県のものかとブルターニュとの県争いがあるのは有名な話。

ノルマンディはミルクジャムやシードルの発祥の地。

日本の青森に近いかも…

La Tarte aux Pommes(リンゴのタルト)

ノルマンディーはリンゴの名産地。

リンゴ王国のタルトはもちろん...

リンゴのタルト

リンゴと生クリームを使った甘酸っぱい、どんな季節でも食べられるタルト。

特別なのは Calvados(カルヴァドス)と呼ばれいるノルマンディーで作られるアップルブランデーを使っていること。

ブランデーが加わることでタルトのリンゴの香りがさらに上品になるのだそう

・ペルピニャン


ペルピニャンの港

ペルピニャンは南フランスにあるマグロの水揚げ量第1位を誇る地域。

魚介にオリーブオイルを使った料理が有名で体にいい料理と言われ、真似している人々多いんだとか。

フランスのアンズのブランドを持つ町なだけに様々なアンズのスイーツを見かけることができる。
またアンズは肉の串焼きをする時、肉の間に刺して焼く、ちょっとおもしろい組み合わせもあるとか。

タルトには甘いものだけでなくしょっぱいもの存在する。


▲マグロ市場の様子

このマグロのタルトはツナ、トマト、チーズ、マスタード、玉ねぎ、ハーブを使って作るピザのようなもの。

ツナをがよく取れるペルピニャンならではのタルト。


ずっと気になってたんですけど、フランス人って...
お家でタルト作るんですか?

そうですね。
僕は料理が下手なので実際に作ったことありませんが、家でも簡単に作れると思いますよ?


知らなかった…
料理できないんですね。

まあまあ、そこはどうでもいいじゃないですか!
あまり得意じゃないんです!

へー

話戻しますよ。
フランスのスーパーではお菓子の生地がよく売られているみたいで、その中のタルト生地を使って簡単に作れるらしいです。

お菓子の生地売ってるんですね。

冷凍コーナーで売ってるみたいですよ。

日本でも売れば便利なのに...

フランスの家庭のほとんどには日本と違ってオーブンがありますから。

そっか。残念ですね。

それじゃ、タルト生地の作り方教えますね。


大丈夫かな...

マダムのタルト生地

さあ、始めましょっ!

1.まず小麦粉(250g)、砂糖 OR塩(スプーン3杯)をボウルに入れましょう。

2.お鍋に水(120g)とバター(125g)を入れて沸騰させるのよ。

3.1に2を加えたら、ここが大事。
        塊になるまで捏ねるわよ。

4.30 分休ませたら完成。

ねっ、簡単でしょう?
完成したタルト生地に好きな「具」を入れて... 

オリジナルのタルトができるのよ。

お家でも試してくださいね。

Bonne dégustation ! 召し上がれ


僕も作ってみよう。
チャレンジします。

そうです、そうですよ。
一つぐらい作れるようにならないと。

なんか、すみません。

オリヴィエさんが好きなお菓子なんですか?

えっ。知りたいですか?

はい!
いいじゃないですか。

カヌレです。

カヌレ

僕の子供のころの思い出のお菓子です。
本当に不味くて。固くて、少し苦くて。

まずいものが好きなんですか?

違いますよー、もう!
子供の僕には不味く感じたんです。
でも大人になってやっとおいしさが分かって、大好きなりました。


へー。なんだかいい思い出ですね。
背伸びしようとしてたのかな?

かもしれませんね。
今度、カヌレについてお話しますね。

はい、楽しみです!

みなさんもお楽しみに!

みなさん?

こっちの話です。

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