ビスキュイ・ドゥ・サヴォワ
スポンジな話
色々なスポンジケーキ
・シフォンケーキ
シフォンケーキは1927年にアメリカで生まれたお菓子。
名前は絹のような柔らかく優しいお菓子という意味がある。
シフォンケーキの特徴はバターの代わりにサラダ油を使い泡立てたメレンゲをベースにして作るスイーツ
・スポンジケーキ
スポンジケーキの特徴は小麦粉と砂糖、卵を使って作るシンプルなスポンジ状のケーキ。よく様々なスイーツのベースとして用いられている。
・パウンドケーキ
フランスではQuatre-quarts と呼ばれ、様々なフレーバーで楽しまれる。
1700年代、北ヨーロッパで誕生したと言われている。
ちなみにパウンドケーキという呼び名はイギリス発祥。
パウンドケーキは小麦粉・砂糖・卵・バターの4つの材料を使う、素朴なレシピのケーキ。
豊かなコクがあるのが魅力。
スポンジケーキの歴史
お菓子の中で一番シンプルかつ素朴なのがスポンジ。
「スポンジ」とはそもそも英語のspongeから来ている。
スポンジケーキはフランス語でビスキュイ(biscuit )やジェノワーズ(genoise)と呼ばれている。
一般的にはクッキーを意味するビスキュイと混合してしまうためジェノワーズと呼ばれることが多い。
このジェノワーズはとあるイタリアのジオ・バッタ・カボナという若い職人が作ったと言う説がある。
1700年代半ば、カボナはジェノヴァ共和国大使ドメニコ・パラヴィチー二のマドリッドへの出発を共にした一人だった。
マドリッドに招待されたことに敬意を示すため、カボナは珍しいデザートを作るように命じられあるスイーツを元に軽くて優しいお菓子:スポンジを作った。
イタリアではスポンジケーキをスペインに敬意を払ってスペインのパン=パンディスパーニャ(pan di Spagna)呼ばれているんだそう。
そしてそのとあるスイーツとは...
ビスキュイ・ドゥ・サヴォワのこと!
ビスキュイ・ドゥ・サヴォワの由来
サヴォワ地方を起源とする別立て製法のビスキュイのお菓子。フランスでも長い間共立てが主流だったことを考えると、14世紀の地方菓子としては極めて斬新な製法のお菓子だったでは?
プチスイーツレッスン
ケーキ生地を作るときに、卵黄と卵白を分けて泡立てること。
ビスキュイ・ド・サヴォワ誕生の経緯は1358年のサヴォワ地方の都市シャンベリーの宮廷に遡る。サヴォワ家の伯爵アメデ6世が、ルクセンブルクの神聖ローマ帝国の皇帝カール4世を晩餐に招いた際にもてなしたデザート。
羽のように軽いフワフワなやさしいお菓子をもてなしたいと言う声から“ビィスキュイ・ドゥ・サヴォワ”は誕生。
シャンベリーの城をかたどり、皇帝の冠をイメージした黄金のお菓子を作ったとも、アルプスの山を象ったとも言われるエピソードのあるお菓子なんだとか。
たまごだけの力でふっくらふわふわのフランス伝統菓子。
外側はバターとお砂糖のシャリっと感で香ばしく、中側はきめ細やかなふんわり軽い食感が楽しめます。
ワイン・フルーツジャムやハチミツを添えてどうぞ。
▲伝統菓子 ビスキュイ・ドゥ・サヴォワ
ふんわり軽い羽のようなカステラの味わい。
14世紀から伝わるフランス南東部サヴォワ地方の伝統菓子 ビスキュイ・ドゥ・サヴォワ。
ヨーロッパで一番最初に作られたスポンジケーキの一種なのではないかとも言われているとか。
▲製菓型 サヴォワ型
ふんわりとした ビスキュイ・ドゥ・サヴォワが焼き上がります。
サイズ:直径(約)150 X 高さ120mm材料:アルミ製(アルミダイキャスト加工)
取り扱い:空焼き不要。
販売価格:3,950円(税込み)